猫の爪に寄生するツメダニ症

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ツメダニ症の症状は?

ツメダニ症とは、ツメダニ(Cheyletiella)というダニで発症する皮膚病です。
ツメダニは体長1ミリ以下の、とても小さなダニで、するどい爪で皮膚を傷つけます。
皮膚に繁殖し、寄生された部分からフケが大量に出るのが特徴で、歩くフケとも呼ばれています。
このほかにも湿疹が発生する、かさぶたができる、毛が抜ける、かゆみがあるなどの症状がてることも多いですね。

これらの症状は主に、頭や背中に発生します。
しかし、お腹やしっぽの付け根あたりに発症することもありますよ。
特に1歳未満の若い猫がかかりやすく、大人の猫の場合はツメダニに寄生されても、顕著な症状があらわれないケースも少くありません。
このツメダニは動物だけでなく人間にも寄生しますが、人間の皮膚では繁殖できないため、放っておくと死んでしまいます。
しかし人がツメダニに刺されると、痛みや強いかゆみを感じます。

ツメダニ症の治療法は?

ツメダニ症の治療法は、原因となるツメダニを駆除し、寄生を予防する飲み薬を投与するほか、ダニを殺す効果のある薬用シャンプーや滴下剤を使ってツメダニを徹底的に駆除します。

多頭飼いの場合は、他の猫にも感染しているケースが多いため、感染している場合は他の猫に対しても同じような治療が必要となります。

また部屋のなかにいるツメダニを駆除するために、部屋の掃除や殺虫剤を撒くなど、ダニを繁殖させないようにすることも大切です。

治療費のおおよその目安は、診察費として500円から1,000円。
ダニの駆除剤の費用として700円~1,000円。
シャンプー費用として3,000円から4,000円程度です。
また、症状がひどくて炎症を起こしている場合は、抗生物質が投与されることもあります。
このときの費用は1,000円から3,000円程度です。
合計で1,500円から9,000円程度が費用の目安となります。

ツメダニ症予防のためには?

ツメダニ症予防には、日頃から猫の状態に注意をはらい、皮膚に異常がないかしっかりとチェックする事です。
ツメダニはとても小さいので、人の目では見つけにくいのですが、フケが動いているように見える、フケが大量に発生する、皮膚にかさぶたができているなどの症状から発見できます。

早めに異常を発見することで、猫にかかる負担が少なくなるので普段から猫ちゃんの様子を注意深くチェックするクセをつけましょう。
皮膚炎に気づかないままにしておくと、ツメダニが繁殖して皮膚の炎症やかゆみなどで、大きなストレスを抱えることになりますから、スキンシップをしながら皮膚のチェックを怠らないようにしたいですね。
また、室内の掃除もこまめに行って、ダニが繁殖できない状態を保つことも大切です(料金などは2017/7月現在のものです)。