ノミアレルギー性皮膚炎の症状は?

ノミアレルギー性皮膚炎とは、寄生したノミの唾液等にアレルギー反応を起こし、炎症を起こす皮膚病です。
ノミに刺されたのが原因だと誤解する人も多いのですが、虫刺されによって炎症を起こすのではありません。

猫にはネコノミという種類のノミが寄生することが多く、このノミから分泌される唾液などに含まれるタンパク質によってアレルギー性の皮膚炎を起こすのですが、その症状はさまざまですが主な症状は次のようなものです。

3歳から6歳以上の猫に発症しやすく、夏から冬の始め頃に、腰や背中など下半身に強いかゆみを感じます。
ノミに刺されるとブツブツやかさぶたができるケースが多いのですが、ノミアレルギー性皮膚炎ではこのような症状が見られないにもかかわらず、強烈なかゆみが起こります。

症状が慢性化すると色素沈着を起こして皮膚が黒ずむ、肌がデゴボコになるといった症状がみられるようになります。

ノミアレルギー性皮膚炎は体質によって軽い症状ですむ場合もありますが、体質によってはたった1匹のノミが住み着いただけでも、強いかゆみを感じることがあります。

ノミアレルギー性皮膚炎の治療法は?

治療においてはノミの駆除と、寄生の予防を行うと同時に、かゆみを止める薬が使われます。

まずノミの駆除と寄生を予防する治療を行います。
多頭飼いの場合は、ほかの動物にも駆除を行う必要があります。
市販のノミとりシャンプーは、駆除はできますが、予防する効果はありません。
このため病院ではノミが再び繁殖しないように、スポット薬やスプレータイプの薬剤が処方されます。

そしてかゆみ止めとして、ステロイド剤も処方されます。
ただステロイド剤は副作用が強いので、注意が必要です。
非ステロイド剤は副作用は少ない反面、かゆみ止めとしての効果も低くなります。

ノミアレルギー性皮膚炎の予防法は?

ノミアレルギー性皮膚炎は、たった1匹のノミによっても発症することがあるので、見つけにくいのが特徴です。
ですから日頃の行動を観察して、かゆがっていないか、皮膚が黒ずんできた、デコボコした肌触りがするなどの異常がないかを確認しましょう。

ノミアレルギー性皮膚炎を予防するためには、こまめに掃除してノミの繁殖を防ぐことも大切です。
ノミの繁殖を防ぐためには、飼育環境を常に清潔に保つことが不可欠となります。
猫に寄生したノミが繁殖を行って卵を産むと、その卵が床などに落ちるので、寝床やカーペット、お気に入りの場所などは特に念入りに掃除をして、駆除剤をスプレーしましょう。

一度発症すると、完治までに時間がかかります。
治療中に新たにノミが寄生しないよう、十分に注意してくださいね。