首の後ろをつかんでリラックスさせよう

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猫をおとなしくさせる方法

野良猫などが子猫を出産した時には、よく安全な場所に引っ越しをするために猫を口にくわえて移動している様子を見かけたりします。

人間の感覚では首の後ろに噛み付いて持ち上げるなんて痛いだろうなと思ってしまいますが、猫の場合は痛覚が人間と大きく異なります。
というのも、猫の首の後ろ側は痛点が鈍化しているという特長があるので、噛みつかれてもあまり痛みを感じることがありません。

猫が子猫を運ぶ時以外にも、成猫同士がじゃれあう過程で、相手の首の後ろに噛み付くしぐさをすることがあるでしょう。
特に目立つのが発情期のオス猫がメス猫に交尾をする時などは、まずメスの上に覆いかぶさるようにして首の後ろにかみつき、相手が動かなくなるのを待ちます。

これも理由は同じようなもので、猫は首の後ろを強くつままれると、体が一時的に抵抗感をなくすようになることからきています。
本能的に首の後ろ側を強くつままれると力が抜けるようになっているので、猫同士のケンカでは先に首の後ろに噛み付いた方が勝つことができるのです。

この体のしくみを積極的に利用している獣医さんもおり、診察を大人しくさせてくれない猫に対してクリップやせんたくばさみで首の後を挟み込むという方法をとっていたりします。
挟まれているうちはびっくりするほど大人しくなってしまうので、猫にとっては首の後ろに独自の感覚器官があることが分かります。

コミュニケーションで行うと仲良くなれる

猫の首の後ろに圧力を加えて体の動きを止めることを「PIBI(ピビ)」と呼ぶことがあります。
海外の猫用製品として「PIBIクリップ」として販売されていることもあり、暴れる猫をおとなしくさせるにはピッタリの道具です。

普段のペットとのコミュニケーションでも、首の後ろを軽くつまんだりもんであげたりすることで、猫は体をリラックスさせることができます。
最初はいきなり力を入れるのではなく、かるく握るようにして前後にさすってあげると猫は大人しく従ってくれるでしょう。